|
|
|
|
|
|
⇒JR小松駅前の小松根上線
|
|
|
|
|
JR小松駅整備に合わせて、西側(商店街側)の都市整備も進んでいる。駅前を南北に走る、小松根上線の4車線化工事が、一部開通したほか、JR北陸線高架下を潜る、東西の幹線道路が、4路線(全て4車線道路)も開通する見込みである。
高岡駅周辺では、JRをまたぐ南北の幹線道路が1本しかない状況とは大きな差を付けられた格好である。
小松駅周辺の商業地区再開発は、全てこれからということになるが、こちらはかなりの苦戦が予想される。
|
|
|
西武百貨店の撤退後に入居した、小松大和。コマビルが取り壊されて、駅前広場になったことにより、新小松駅前のシンボル的な商業施設となりそうだ。
しかし、郊外店や金沢商圏に押され、現実は、かなり厳しい状況が続いている。8階などでは、全フロアがゲームセンターとかしている。
|
|
|
|
|
|
駅前のにぎわい創出の為に、小松市も文化施設の建設が進んでいる。最近、はやりの駅前コンサートホールが、メインとなっている。富山市の駅北オーバードホールを皮切りに、金沢駅前の石川県音楽堂など、交通の便を活かした公共施設は、確かに便利であり、市民にも好評である。しかし、現実は採算性が合わなかったり、民間の商業施設立地が進まない為の代替施設的な要素が多いのも現実である。
果たして小松駅前の文化施設が、どれほどの利用者がいて、駅前のにぎわい創出に役立つか、オープン後の動向が気になるところである。また、既存の小松文化ホールの利用状況を見ても、とても良いとは言えず、小松市に2つものホール機能が必要だとも思えない。今後は、小松文化ホールの扱いを含めた、棲み分けが課題として残るだろう。そして、小松市にとっては、金沢市との棲み分け意識や差別化も、重要となるのは間違いない。
|
|
|
小松駅前の商業地域は、かなり衰退している。というより、死んでいると言ってもよいだろう。
小松大和前から始まる、アーケード通りは、全長500メートルにも及び、富山の総曲輪・中央通り並である。しかし、人通りは少なく、シャッターが閉まったままのお店や、商売自体をやめられた建物など、商店街の約半分は商業施設ではない。
この状況が、劇的に変化するとは、とても思えない。暗く、人通りが無いアーケードが、空しい姿を見せている。それにしても気になるのが、百貨店とアーケード通りが、有機的に繋がっておらず、人の流れが生まれにくい状況にある事。
|
|
|
|
高岡のオタヤ通りと高岡大和にも、同じ事が言える。百貨店の中に、お客がいても、外のアーケード通りとは、別空間になっているのです。もっと、百貨店から、人が溢れ出すような構造を作る必要があるのではないでしょうか。
百貨店1階部分は、路面店舗化を図り、外との出入りが、容易に出来るようにし、2階部分も、側面をもっとシースルー化することで、空間的な一体感を作りあげる必要がある。
アーケード通りとは別に、駅前の真ん前に、新しい商業空間が誕生している。建物が全てレンガ造りの通り、名前もそのままの「レンガ通り」である。6棟ほどしかないレンガ通りではあるが、駅を出ると真正面に見える好立地。しかし、こちらの方も、道路拡幅を含めて、これからといった感じを受けた。
|
|
|
|
⇒また、これまでの小松駅には無かった、駅裏口(東口)も設置されることとなり、東口広場も整備工事が進んでいる。こちらは、広場の大きさが高岡駅南口広場よりも広めのようだ。
今後、新幹線駅舎も完成すれば、ライバルの高岡駅は、とても恥ずかしい状態になるだろう。
|
|
|
|
|
小松駅東口周辺には、県の合同庁舎が建設中(⇒)であり、以前から立地していた小松製作所の工場とともに、ビジネスマンが、小松駅周辺活性化の起爆剤となるかもしれない。
しかし課題なのが、若者による街の活気が期待できない点。駅周辺には、大学や高校の立地が無く、平日の賑わいが無い。この若者対策は、今後もあまり期待できず、駅前商店街の悩みの種になるだろう。
特に、小松には4年制大学が無く、小松短期大学のみと寂しい状況である。少子化が進めば、更に若者人口が金沢へ流出することが予想される。
この若者人口流出は、富山市・高岡市ともに、同じようなことが言える。高等教育機関整備や私学育成に、力を入れてこなかった行政の付けが、影響していると言わざるを得ない。これからの企業育成にも、高等教育機関の役割が、重要な役割を担っていることから、小松市の動向が気になるところである。小松駅東口地区に、4年制の大学が立地すれば、駅周辺は大きく活気つく事が予想される。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|