<郊外大型店規制を活用した新駅設置案>
富山では、中心商店街活性化の為に、郊外大型店を規制して商業資本の中心地誘導を進めている。この郊外大型店規制を、新駅設置に役立てることも検討したい。新駅設置予定地には、大規模店規制を掛けずに、大手商業資本を呼び込むのである。 進出してくる大手商業資本には、新駅と連携するような商業施設として、新駅の建設費も負担してもらうことも考えられるだろう。これによって新駅は、商業施設を一体化させるような橋上駅化や、駐車場をパーク&ライドとして使用できるようにもするのだ。 まずは、既存店でモデルケースをつくりたいもの。例えば、富山駅ー東富山駅間にある「アピタ富山東店」。アピタの増床を認める条件で、新駅の設置負担を求めるのだ。出来れば、商業施設と連携した駅デザインを目指して、利便性を追求することも検討してもらいたい。そして、高山線の西富山駅ー速星間にも、大手商業資本を誘致して、新駅を併設させたい。 郊外大型店規制と、鉄路の活性化を組み合わせた取り組みは、行政負担を軽くするだけでなく、市民生活の向上にも繋がると考える。 また、当HPが推奨する富山環状線などの新線でも、大手商業資本を活用していきたい。 例えば、既存の「アピタ富山インター店」や「ファボーレ婦中」などには、増床を認める変わりに、富山環状線の駅設置で建設費や用地を負担してもらう。更に、ルート上の富山インターー富山空港間にも、大型店誘導地域として、進出店に駅設置や用地の負担を求めるのだ。 この他にも、富山空港ーファボーレ婦中間には、工業団地あるいはオフィス団地として分譲する際、駅と鉄道の建設費を、分譲価格に上乗せすることも検討したい。高速道路の開発型インターチェンジと言われる手法を、鉄路や駅設置にも応用するのである。出来るだけ、建設費を安上げる。そして、地域に使われることを目的とした「鉄路の活性化」を目指す必要がある。