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富山県の県都、富山市。現在の人口32万5700人、面積208.79km2。地理的には、富山県のほぼ中央に位置し、政治・経済の中心的な役割を担っている。江戸時代は、前田家の分藩として城下町を中心とした都市づくりが進んだが、藩の財政は厳しく、常に洪水などの水害に悩まされてきた。そこで、藩では内で稼ぐより外で稼ぐという知恵を身につけ、配置薬や北前船などが発達してきたのである。こういった体質が、明治維新以後も続き、富山県からは多くの経済人や企業を輩出することとなった。しかしその事は、優秀な人材や資産を県外へ放出し、県内の発展にはあまり結びつかない事ともなった。事実、明治維新頃の富山市は、全国のベスト10に入る人口を有していたにも関わらず、100年経った今では、全国の人口ベスト50位にも入らない状態となっている。
特に、学問を奨励するにも関わらず、県内の高等教育機関つまり大学の整備に大きく出遅れた為、若者人口が少なく、これからの21世紀学術研究型企業の育成にも、大きな影響を与えそうである。
戦後は、新産業都市やテクノポリスの指定を受け日本海側でも屈指の経済立県を達成し、加賀百万石の石川県や新潟県を凌ぐ、経済発展を続けてきたが、県の人口は20年ほど前に石川県に抜かれ、伸び悩んだまま、現在に至っている。
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富山県の場合、県を二分する勢力「高岡市」の存在があった為、富山市が十分発展してこなかったという意見が多く聞かれる。そういった意味もあり、ここ20年、県の施策は「県都」優先として、富山市に集中してきた。しかし、富山市の人口はライバル金沢市・新潟市に大きく水を開けられていく一方である。
今後も「県都」優先の県政になると考えられるが、先行きは大変厳しいと言わざるを得ない。ライバルの新潟市・金沢市は、人口70万クラスの政令指定都市を目指している。富山市も大胆な改革を行わない限り、都市間競争の波に呑まれていきそうだ。
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→富山市役所。新しいリーダーになれるか、正念場を迎えている。
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富山県では、今回の合併特例法の期限に向けた、県内合併パターン案を2001年初頭に作成した。その中で富山市は、滑川市・婦負・上新川による人口50万都市案を提示した。富山市が絡んだ合併パターンは、この1案だけであった。
戦後、富山市・高岡市の一都市化政策を行い、新産業都市やテクノポリスなどの施策を行ってきたことを考えれば、「富山高岡広域都市圏」による合併パターンなどを示しても良かったと思われるが、残念ながら対案の無い、たった1案による合併の論議となってしまった。人口50万になれば、法律上では政令指定都市になれるわけだが、実際には人口70万以上の条件(昨年条件緩和された)でなければ、国から指定を受けることができない。つまり新富山市は、広大な面積を有しながらも、政令指定都市にはなれないのである。
そして現実的な事をいえば、その大合併も。難しい状況にある。
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↓今回の富山市大合併の人口と面積。
この合併が実現すると、面積では今年春に誕生する(新)静岡市の1,373.78km2をはるか抜き、日本一の面積となる。しかし人口は、少子化と社会人口減により10年先には、50万人を下回る事が予想される。
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都市名 |
人口 |
面積 |
富山市 |
321,521 |
208.79 |
婦中町 |
34,385 |
68.04 |
八尾町 |
22,584 |
236.86 |
山田村 |
1,955 |
40.92 |
大沢野町 |
22,688 |
74.66 |
細入村 |
1,998 |
40.24 |
大山町 |
11,618 |
572.32 |
(小合計) |
416,749 |
1,241.83 |
滑川市 |
33,786 |
54.61 |
立山町 |
28,350 |
307.31 |
上市町 |
23,725 |
236.77 |
舟橋村 |
2,186 |
3.47 |
<合計> |
504,796 |
1,843.99 |
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舟橋村が、富山市との合併は行わず、単独表明したのに続き、立山町が、立山山麓の山岳都市を目指した合併を模索し、富山市との合併を否定、さらに上市町・滑川市が続けて単独を表明した。大山町も、富山市と立山町の両案を検討材料にするなど、人口50万都市化は事実上難しい状況となってきた。
新潟市などでは、70万政令市に向けて県と経済界が一体となった取り組みが進んでいる他、金沢市でも政財界による政令市に向けた動きが活発化してるのに対して、富山の関係機関の動きは殆どみられない。このままでいけば、(新)富山市は人口40万人程度。現在の新潟53万人・金沢45万人にも及ばない人口に終わることとなる。正直なところ、ただ面積が広くなっただけという事にもなりかねない。
今回の合併パターン案は、クライスター分析(客観的指標に基づく地域の一体性調査)によって分けられた。人の移動パターンに基づいて、都市間の繋がり度合いから地域分けを行ったのである。
しかし、富山県自体の将来性を考えれば、隣県に対抗できる「新県都」を造る必要があったのではないだろうか。その為には、戦後取り組んできた「富山高岡広域都市圏」を、十分に活かし発展させるしか道はないと考える。つまり大富山市・大高岡市という2つの都市を、また造るのではなく、将来の都道府県再編成(道州制)に備える為に「大同団結都市」を、造る必要があるのです。
その為には、現在の合併取り組みを踏まえつつ、二段階合併を検討する時期に来ていると思います。
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→当サイトでは、富山県の将来像を考えていました。新市名は、仮称です。新星市は富山区・高岡区・射水区・砺波区・婦負区から構成し、政令指定都市を目指します。あくまで政令市を目指しますが、各区の権限をより強くする必要性や要望が多い場合は、富山県と新星市の一体化(合併)を図り、特別区的な扱いにして区長公選制と区議会の導入を検討する。
また他のエリア再編も、大胆に行い道州制時代に備えたいものです。5年前に私が考えた(旧HP参照)合併組合せより、大きく前進しており、決して不可能な話ではなくなってきていると考えます。要はやるかやらないか、やった者が強いという時代ではないでしょうか。
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↓整備が完了したとやま都市MIRAI計画。幅60メートルのシンボルロード「プールバール」には、北陸電力・インテック・オークスホテル・北日本放送などのビル群が立ち並ぶ。しかし、民間オフィスビルより公共性の高い施設が多いのが課題と言える。また、全長も1キロ足らずと短く、将来の延長が必要となるであろう。
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およそ10年後、富山市に新幹線がやってくる。その時、富山駅周辺はどのような顔を魅せるのだろうか。2転3転しながら、当初の新幹線駅計画からは大きく規模拡大をしようとしている。
もともと富山駅は、新幹線が高架で乗り入れを図り、駅の南北一体化は橋上駅化(ベデストリアンデッキ)と地下道で整備されるはずであった。その為、関連の都市基盤整備も進めるなど、既にかなりの投資を行ってきた。しかし、隣県の県都や第2都市が、軒並み在来線の連続立体高架化を図ったことが、富山市の政財界を刺激した。
土壇場になって、在来線の連続立体高架化を決めたのである。
もともと、連続立体高架化の必要性が高かったのは、高岡駅であった。しかし、こちらは"県都ですら行ってないのに高岡で高架化する必要性が無い"とされて、断念させられたことを考えれば、あまりにも安易な決定ではないだろうか。
在来線の高架化条件は、踏み切りが3箇所以上あり、幹線道路を分断してることであるが、富山駅は南北道路が整備され、踏み切りは1箇所もない。南北道路が渋滞することも、殆どないのが実態である。唯一、幹線道路が分断されているとされる道路↓も、陸橋化しようとすれば十分可能な道路である。
富山市の都市整備計画は、無駄が多いのではないだろうか。
今後500億円の巨額を投入し、県が事業主体となる在来線連続立体高架化が、突貫で行われることとなる。「県都」というものは、一体なんなのか?とても考えさせられる出来事であった。
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駅周辺の都市整備は、ここ10年で大きく前進している。駅の南北周辺整備もほぼ終わり、駅本体の整備が待たれるわけだが、駅構想が2転3転した為、既に整備された駅周辺ビルへのアクセス向上は、あまり期待できそうにない。駅周辺ビルは、地下道やペデストリアンデッキにより、駅のコンコースから直接結ばれるはずであったのが、人の流れは上下しなければならなくなった。駅周辺のデザインを描き直す必要性が出てきたのです。今後10年間で、都市デザインを描き直し整備することが、はたして可能かどうか心配である。勿論、整備費用も膨らむこととなるだろう。
富山市は、民間投資の都市整備が、金沢市・新潟市に比べると遥かに低い。今後もより一層、民間投資は拠点都市へと集中化する事が考えれる為、ますます富山市にとっては厳しい状況になるだろう。更に、県・市の財政も逼迫しており、公共施設も増やせないのが実情であり、富山市にとっては危機的状況にあると言えるだろう。
新幹線が出来るからと言って、富山市が発展するというのは妄想に過ぎないのです。何故なら、ライバル新潟市・金沢市にも新幹線駅がある訳で、富山市に有利になる材料は、ほとんど無いのです。特に新幹線が金沢泊まりになった場合、終着駅が有利になる場合が多いため、富山駅は単なる通過駅になることも想定しておく必要がある。
都市間競争を意識した都市ビジョン・駅整備が必要であることを考えて欲しいものです。「地域住民の幸せが最優先」という事を言われる方もありますが、その地域が魅力を失い、住民が流出して行く状況に、今、富山県は直面していることを、十分認識することが大事だと考えます。
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↑富山駅周辺の商業地化は、およそ10年前に建設されたJR西日本系の「マリエ」と地元資本の「CIC」の誕生から始まったのです。しかし、どちらも箱物ビルで単独に立地してるため、苦戦を強いられています。当初、大手流通資本誘致を目指したが、どこも富山市に興味を示さず、結局専門店ビルとなったことも災いした。売り場面積は、マリエとCICを足しても大和富山店(1万5千平米)ほどで、魅力あるゾーン構築は難しかったと言えるだろう。CICは昨年春に破綻した。
CICの再生計画は、やはり公共的な施設誘致で進むこととなり、ますます駅周辺の魅力低下に繋がる恐れがある。富山駅周辺は、都市化が進んでおり、ある程度の商業ゾーンは必要である。また、総曲輪・中央通りなどの中心商業ゾーンとの二極化は、競合を進めることとなり、都市の魅力を引き出すことが可能になる。富山駅前に大型の百貨店がひとつあるだけでも、状況は変わっていたのではないだろうか。新幹線が開業する10年後を想定して、再度、駅前商業ゾーンを構築を検討してもらいたい。
幸い、富山市周辺の郊外大型店は、新潟市・金沢市に比べればかなり少ないため、中心部への売り場面積確保を早急に図りたいところである。
富山市にとって、財産なのは路面電車がある点。将来の環境問題を考えても、追い風になっている。新潟市・金沢市ではこれから、都市交通を再構築しようとしているが、新たにLRT(路面電車)を導入する場合、巨額の投資と道路をふさぐことに対する、住民の理解を得ることが必要となり、困難を極めるだろう。そういった意味合いでも、多いに路面電車を強化する必要がある。JR富山港線の路面軌道乗り入れ構想や地鉄上滝線の路面軌道乗り入れは、新幹線開通を目標に実現を図りたい。
現在、駅北(赤十字病院まで)乗り入れの構想があるが、むしろ将来的には、プールバールの国道8号線まで延長を絡めて、プールバール沿いに整備することも検討したいものだ。まずは、現有鉄道資産を活かすためにも、富山港線に乗り入れてしまい実績を作る事が重要だと考える。
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↓富山の商業界を牽引してきた大和百貨店(売り場面積15,480m2)と西武百貨店(売り場面積12,048m2)。売り場面積が狭い為、売上高は低い。売り場面積を昨年増床した香林坊大和・名鉄エムザの各売り場面積が30,000m2強であるのに比べると、かなりの見劣りがする。
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富山市の中心地、総曲輪通り・中央通り・西町。百貨店ふたつとアーケード通りが"ウリ"である。しかし、ここ20年間は、街の雰囲気が全く変わっていない。変化の無い街なのです。みんなが魅力を感じる街は、いつも新鮮な出会いや出来事がある事です。しかし、富山の中心商店街には、ここ20年、新鮮な風が吹いていない。
人々は、新鮮な場所を求めて移動するのです。このままでは、金沢や大手資本の郊外店へと、人々が流出するのは目に見えてます。そういった中、ようやくこの街も少し動くこととなった。老朽化が著しい大和百貨店が西町から総曲輪へ移転する(↓移転予定地)。売り場面積も30,000m2を超え、本格的な百貨店として生まれ変わる事は、とても朗報と言えるだろう。しかし、課題も多い。特に動向が注目されるのは、西武百貨店。本体の経営危機による大規模なリストラが進むと言われている。先日発表された、リストラ計画には富山店は含まれていなかかったが、売り場面積が狭く、売上高も少ない事から、撤退されないように、何か手を打っておく必要があるだろう。
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富山の中心商業地は、写真を見てもわかるように"華やかさ""洗練さ"に欠けている。特にビル化が遅れており、今後も改善される見込みがない。更に、大和百貨店移転後の跡地問題が出てくる。これが単なる青空駐車場になるようでは、ますます魅力が無くなるだろう。
移転する前に、跡地計画を練る必要がある。例えば、現西武からアピタ食品館の間を、エンターテイメント性の高いゾーンとして整備したいものです。当サイトでは、このゾーンを大型のペデストリアンデッキで覆い、立体的な都市空間を造ることを提言している。奇しくも、イオンモール高岡では、立体的なモール化を実現しているが、このゾーンはオープン型(ペデストリアンデッキに屋根は設置しない)とし、晴れの日でも雨の日でも、楽しい空間を目指す。
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また、総曲輪通りの2核1モール化を図る為に、西武側の増床が必要である。当サイトでは有楽町マリオン型のモール一体型商業ビルを推奨している。総曲輪通りを挟んで2つのビルが、吹き抜けのような大型のエントランスとなれば、イベントや待ち合わせ空間として、威力を発揮するものと考えます。今のアーケードは、照明が暗いので、明るい構造を目指す必要がある。特に、蛍光灯剥き出しの照明は避けるべきではないだろうか。
富山の商業界にとって課題なのは、若者人口が少なく、今後も減少の一途をたどること。大学自体が少ない上、都心部にあるのは富山大学だけというのが痛い。あらゆる部分でも、高等教育機関(大学)整備は、少子化とはいえ進めなければならないだろう。
既存短大の四年制化、既存大学の総合大学化をはじめ、他都市からの移転誘致など、新規大学設置ではない形で取り組んで行く必要がある。勿論、都心部近辺でのキャンパス整備が重要だ。街自体が取り組む課題だと言える。
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→老朽化が著しい富山県庁。移転先が注目される。
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毎日JR北陸線では、朝は金沢から富山へ、夜は富山から金沢へと、無人の特急電車が回送している。JRの車両基地整理統合により、富山操車場が大幅に縮小されたのが、今から15年程前。その時からの光景だ。富山では、JRのサービス低下が気になりはじめた。現在、JR北陸線では金沢中心のダイヤ編成となっている。これは、まさしく富山市の存在危機の一端と言えるのではないだろうか。
都市間競争は、今後さらに厳しさを増して行く。そして今度は県同士のぶつかり合いが待っている。富山市は、その中でリーダーシップが取れるだろうか。政令市の新潟市・金沢市に対して、果たして対等に物が言えるのだろうか?課題は、今の内から取り組んで行かなければ、間違いなく富山市は勿論、富山県も取り残されるだろう。
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富山市の商業ゾーンが手を拱いている間に、隣接都市に大型の郊外型商業施設が誕生した(←↓平和堂がキーテナントのファボーレ)。週末の駐車場には、いつもファミリーカーでいっぱいだ。富山市中心商店街にあったお店も、ファボーレ近辺に移転してくるなど、富山市中心商店街の空洞化が始まりそうだ。富山市中心地活性化も、これからであるように、"行動が遅い"という「富山の気質」が表れている。
思い切った事をやっていかなければ、2周遅れ・3周遅れと、どんどん遅れていく事となる。とにかく時間が無いのです。ここ3年が、向こう20年間を掛けた勝負の時期なのです。富山市は頑張るしかない!頑張ってもらいたい、と切に願うものです。
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富山からの事業所や企業の金沢流出・撤退が止まらない。それだけ、富山の存在価値が低下している証拠でもあるが、この打開策を見出せずにいるのが気がかりだ。
そういった中、ここに来て、県職員の提言による、県庁の富山駅移転案が出てきた。もう富山市活性化の手段が無いと感じれたのだろうか?。経済界からも、富山市中心商業地への県庁移転案などが言われはじめている。他県とは違う新県庁の将来像としては、興味深いとも言えるだろう。こういった議論は重要だ。
しかし、県庁の富山駅移転や富山市中心商業地への移転構想は、個人的にはとても疑問に感じる。富山市の為の県庁は、もう止めた方が良いと思う。富山市の為にもならないと考えます。これまで、富山市は「県都」という事で胡座をかいていたのです。それが、富山市の取り組みを遅らせる一因になっていたように思われる。
新県庁は、富山県に残された数少ない大型事業である。富山県全体を見据えた、思い切った判断が求められているのです。場合によっては、現在の富山市から離れて新県庁を設置する事も、選択肢として持っておく必要がいると思います。100年先も魅力ある都市である為に、今一度、富山市に関して、一端全てを否定して、新たに都市像を構築してみる。そんなチャレンジが欲しいものです。
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2003.2.9作成 |
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