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<検討したい項目>
・高岡スポーツコアのサッカー場をJ1仕様のスタジアム化
・開閉屋根付サッカースタジアム(3万人収容規模)の建設
 
開閉屋根を持つ『スタジアム神戸』

 
 <新サッカースタジアムの必要性>

 まずは、サッカーのJリーグチーム「カターレ富山」を大きく育てていく必要がある。その為には、プロサッカーのプレイを、ちゃんと観客が楽しいと思ってもらうことが重要だ。観戦がつまらないと、観客はもう一度、試合を見に行こうとならないからだ。
 
富山県でJリーグが開催できるのは、富山県陸上競技場(2万5千人収容)だけだ。しかし、富山県陸上競技場は名称からも陸上を目的としており、球技競技には適していない。更に、フィールド・トラックを広くした為、スタンドからフィールド(ピッチ)までが遠く、スタンド自体もなだらかな為、サッカー観戦としては評判が良くない。そこで、Jリーグチームに相応しい、本格的なサッカー専用スタジアムが必要不可欠だ。Jリーグでは、スタジアム基準がある。J1仕様のスタジアムは、観客席が1万5千人以上(椅子席1万席以上、メインスタンドに要屋根設置、芝生席は含めない)とされている。J2仕様のスタジアムは、観客席が1万人以上(椅子席8千席以上、メインスタンドに要屋根設置、芝生席は含めない)とされている。
 お隣りの長野県松本市には、松本山雅のホームスタジアム「アルフィン」(建設費60億円)がある。2万人収容の観客席をはじめ、大型ビジョンや独立シートなどJ1基準をクリアしている。そして、何といってもプレイするフィールド(ピッチ)と観客席が非常に近く設計されており、試合観戦が楽しいスタジアムとなっているのだ。また長野市には、AC長野パルセイロのホームスタジアム「南長野運動公園総合球技場」がある。事業費80億円を掛けて大規模改修を行い、1万5千人収容の観客席と観客席4面に屋根を持つスタジアムとなった。J1仕様のスタジアムが、長野県には2つある。

 イギリスのプレミアやイタリアのセリアAで使われているフットボール(サッカー)スタジアムは、フィールド(ピッチ)と観客席が非常に近く、迫力あるプレイが楽しめる。富山県で新しいサッカースタジアムを建設する場合は、欧州のスタジアムを参考にする必要があるだろう。また、札幌ドーム(建設費422億円、4万人収容)・大分ドーム(建設費250億円、4万人収容)・豊田スタジアム(建設費340億円、4万5千人収容)・神戸スタジアム(建設費230億円、3万4千人収容)・秋田スタジアムなど、J1リーグが行える開閉式の屋根付フットボールスタジアムも参考に、屋根付きスタジアム建設(3万人収容規模)の構想化を期待したい。全国的にも、Jリーグが開催できる開閉式スタジアムが5箇所に広がっており、野球が開催できるドームスタジアム、札幌(サッカー兼用)・東京・西武・名古屋・大阪・福岡の6箇所に比べても、引けを取らなくなってきた。欧州のスタジアムでも、オランダにあるAFCアヤックスのホームスタジアム「アムステルダム・アレナ」は、透明膜で出来た開閉式スタジアムで、周辺には鉄道駅や商業施設も整備され、試合観戦を楽しめる魅力的なスタジアムとなっている。

 富山経済同友会でも、以前に富山市の城址公園に1万5千人収容の多機能複合型サッカー専用スタジアム構想を打ち出したことがあった。可動屋根付きで建設費は125億円規模を想定したもので、極めて魅力的な構想ではあったが、残念ながら話は立ち消えとなっている。

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<『高岡スポーツコア』に、 J1仕様のスタジアム実現を!>

 そこで考えたいのが、高岡スポーツコアのサッカーラグビー場を改修して、本格的なJ1仕様のスタジアムとすることだ。 スポーツコアであれば新高岡駅に近いため、Jリーグの試合を開催できれば広域からの誘客も可能となり、新高岡駅の利用者確保にも役立つことが期待できる。新高岡駅を出ると、正面にサッカースタジアムを臨むことができるため、観戦意欲を高められる効果もあるだろう。また、スポーツコアに隣接してJR城端線が走っている。城端線のLRT化が前提とはなるが、スタジアムに直結する新駅を設けることができれば、利便性は一気に高まる。
 この実現には、高岡スポーツコアのサッカーラグビー場を、サッカー専用スタジアムに改修する必要がある。ラグビー場のフィールド規格(144M×70M)は、サッカー場のフィールド規格(105M×68M)に比べるとかなり広くなるため、兼用スタジアムとなるとサイドスタンド席とフィールドの距離が開いてしまうからだ。ラグビー場は、スポーツコアのエリアを拡張して、ラグビー専門球技場として新たに整備させたい。

 スポーツコアのサッカー専用スタジアム整備として参考にしたいのが、ガンバ大阪のホームとしている『市立吹田サッカースタジアム』だ。4万人収容で、4面の観客スタンドには屋根も設置されている。その建設費が140億円という破格の安さで、1席あたり35万円に過ぎない。しかも、市立とはいえ吹田市は建設費を全く負担していない。民間団体で建設して、吹田市に寄付された。建設費が抑えられたのは、基礎・柱・梁などをプレキャストコンクリート工法とした事で、工場でパースを作り、現場で組み込んでいくという方式を採用した事にある。この工法を、スポーツコアの改修にも採用したい。この他にも、仙台市「ユアテックスタジアム(仙台スタジアム)〜建設費130億円」も参考になる。収容人数は、1万9694席と決して大きくはないが、観客が楽しくサッカー観戦が出来るように工夫されているため「劇場型スタジアム」と呼ばれている。特に、どの座席からも試合が見やすくなるようせり上がりスタンドとなっており、すべての観客席には屋根が付いている。交通のアクセスも良く、スタジアムに隣接して地下鉄の駅もある。この他にも参考になるのが、2万4490人収容の佐賀県鳥栖市「鳥栖スタジアム」(建設費97億円)、約2万人収容の千葉市「フクダ電子アリーナ」(建設費81億円)、約1万5千人収容の「北九州スタジアム」(建設費89億円)などで、魅力的なスタジアムとして定評がある。

 スポーツコアのサッカー場の具体的な改修案としては、1万5千人〜2万人収容規模として、できれば可動式の開閉屋根も備えたい。神戸スタジアムの勾配移動方式であれば、スペースが限られていても設置ができるうえ、後付けでの設置も可能となる。まずは、4面の観客スタンドに屋根を設置して、あとから開閉屋根を追加することも考えられる。また、本来はメインスタンドを西側に配置することをJ仕様では推奨しているが、開閉屋根の設置を前提とすることで、スポーツコアではスペースに余裕がある東側にメインスタンドを配置したい。さらに、隣接する城端線にはスタジアムと直結する新駅を設けたい。改修費は開閉屋根設置で100億円、4面の観客スタンドであれば50億円規模を想定し、toto助成金などを活用する。

 この高岡スポーツコアの新サッカースタジアムは、基本的には『カターレ富山』の新しいホームスタジアムとしたいが、富山市側の抵抗も想定される。その場合は、高岡市に本拠地をおく富山県第2のJリーグチーム誕生も視野におきたい。富山県の規模だと、Jリーグチームはひとつで良いという意見の方もいるが、なぜふたつあったら駄目なのか疑問だ。実際に全国的にも、1県でJリーグチームが2つや3つあるところが存在する。富山県は富山市にひとつあれば良いという意見があるのも、閉鎖的で保守的な土地柄だからとも言えるわけで、これを変えていかない限り、富山県は良くはならないだろう。
 例えば、高岡市を本拠地としたJリーグのチーム名として、『あいのモンズ高岡』とするのも面白いと考える。

松本市にあるJ1基準スタジアムのアルウィンは、露天掘り方式で造られている

   
 試合観戦を楽しめるサッカースタジアムとは〜その特徴まとめ 】

 1、フィールド(ピッチ)から観客スタンドは、できるだけ近づける
 2、観客席の最前列は、フィールド(ピッチ)と同じ高さまで低くする
 3、観客スタンドは、見やすいよう競り上がりを急にする
 4、収容人数は、3万5千人収容規模が理想(ワールドカップ対応)
 5、観客スタンド(メインスタンドは西側に配置)には、最前列までカバーする大屋根を設置する
 6、露天掘りのスタジアムとし、将来のドーム化も可能にしておく
 7、電光掲示板と大型ビジョンの充実
 8、メインとバックスタンドは、一人掛けの独立シートとして、座席幅を確保、
   座席方向をピッチ中央に向ける
 9、メインとバックスタンドは、背もたれ・肘掛け・ボトルフォルダーを付ける
 10、特別観覧席・プレス席の確保
 11、ナイター設備は塔体方式ではなくて帯型方式を採用して、照度は1500〜2000ルクス
 12、鉄道駅やショッピングセンターなどを併設したボールパーク化

 

  ユナイテッドスタジアム仙台

 
 
 
 
 <検討したい項目>


・B1リーグ仕様の5千人超収容規模のアリーナ確保
・高岡スポーツコアの新体育館をB1リーグ仕様に
 


高岡スポーツコアの新体育館を、『B1リーグ仕様』アリーナに


 Bリーグの『富山グラウジーズ』 は、富山県初のプロスポーツチーム。特に、冬が長い富山にとっては、冬場に楽しめるプロスポーツとして重要な役割がある。現在のホームアリーナは、4千6百人収容の富山市総合体育館(建設費100億円)。しかし、Bリーグが求める1部リーグのホームアリーナは、5千人以上の収容能力で、若干足りていない。新しいB1リーグでは、このアリーナ確保が必須となる。そうなれば、富山市総合体育館を改修して観客席を5千人以上とすることができない限り、『富山グラウジーズ』 はB2に降格となる。富山県では、2万人規模のスタジアムや1万人規模のアリーナ実現を検討したが、結局は3千人収容の武道館となった。5千人を超えるアリーナの実現は遠ざかっている。

 そこで検討したいのが、高岡市で計画されている新体育館を、B1仕様のアリーナとすることだ。 現在の計画されている高岡市の新体育館は、観客席が3千人収容となっており、今後は5千人以上の設計変更が必要となる。幸いにも、高岡市の財政難から新体育館の着工が凍結されており、計画を見直すことが可能だろう。更に、富山市側はすでに多くの体育館があり、これ以上の新アリーナ建設は無理がある。高岡スポーツコアであれば、新高岡駅に近く、JR城端線も隣接していることから、交通アクセスは整っている。
 まずは、高岡市の新体育館計画を、最低限でもB1リーグ仕様となる最低5千人以上の観客席数へと変更したい。できれば、富山県初の1万人収容アリーナとなれば理想的だ。高岡市には、現在の市民体育館と同規模の竹平記念体育館があることから、高岡の新アリーナではコンサートや演劇なども行なえるように音響設備も充実させ、固定席を基本とした密閉型の円形アリーナとして整備したい。マディソン・スクエア・ガーデンや横浜アリーナなどを参考に、Bリーグ・Vリーグの試合観戦やコンサート・演劇といったエンターテイメントを楽しめるアリーナとして欲しいものだ。
 
 鯖江市にあるサンドーム福井(建設費164億円〜管理棟を含む)は、最大1万人収容可能の本格的な円形アリーナ。スポーツの国際大会をはじめ、ジャニーズ系などのコンサートも開催されるなど存在感が高い。さらに福井市では、新幹線開業にあわせて、5千人収容の新アリーナを福井駅周辺に整備する。Bリーグ参入を目指す地元チームのホームアリーナとして使用するほか、コンサート誘致を行うという。新幹線駅周辺ということで、広域からの誘客に活かす計画だ。福井市が主体で建設するが、福井県も建設費負担で支援するという。
 新潟県長岡市では、B1リーグの『アルビレックス新潟BB』がホームアリーナとする『アオーレ長岡』がある。アリーナの収容人数は5千人とB1仕様をクリアしている。市役所を併設した施設で、設計は隈研吾氏が手がけ、総事業費は120億円といわれる。
 
高岡スポーツコアは一括で『民設民営(PFI方式)』の導入を!
 
 高岡スポーツコアの新サッカースタジアムと合わせて、新アリーナを整備できれば、プロスポーツのメッカと位置付けることができるだろう。この実現には、
新サッカースタジアムと新アリーナを含めて、『民設民営(PFI方式)』を導入することを検討したい。
  
 ジャパネットグループの『長崎スタジアムシティプロジェクト』では、2万人収容のJ1仕様
サッカースタジアム、6千人収容のB1仕様アリーナに、ショッピングモール、オフィスビル、ホテルを、800億円の巨費を投じて民間主導で開発している。また、秋田市ではイオンが事業主体となり、ショッピングセンターを併設した『民設民営(PFI方式)』の新サッカースタジアムが建設される。スタジアム全体を覆う「可動式大屋根」を備え通年使用できてJ1リーグの試合に対応する。スタジアム建設費は143億円といわれる。
 これらの先行事例を参考に、できれば高岡スポーツコアを全体一括で、『民設民営(PFI方式)』の導入を図りたいものだ。高岡スポーツコア近くには、北陸最大規模のイオンモール高岡があり、イオンに事業主体をお願いすることが、もっとも実現への可能性が高いと考える。『イオンスポーツコア高岡』として、一体的に整備できれば、県庁所在地ではない高岡市であっても、プロスポーツのメッカにすることは可能だろう。
  
 J1リーグでサッカーチームを運営する場合には、年間で最低15億円の売り上げが必要といわれている。また、B1リーグのバスケットチームでは、年間10億円以上の売り上げが必須とされており、下回るとB2に降格されるという厳しい条件もある。高岡スポーツコアでプロスポーツを成功させるには、大手スポンサーの確保が必須だ。それだけに、イオンやJR西日本の協力をどれだけ受けられるかが鍵と言える。そういった意味では、『長崎スタジアムシティプロジェクト』が参考になると同時に、ライバルにしないとイケナイだろう。
  

 

↑鯖江市のサンドーム福井 (1万人収容アリーナ)    ↑ アオーレ長岡 (5千人収容アリーナ)

 
  
<検討したい項目>

 
NPB(日本野球機構)のプロ野球球団誘致
ボールパーク高岡の改修
開閉屋根付きスタジアム(3万人収容)実現
↓野球観戦が楽しいマツダスタジアム  ↓大リーグのヤンキースタジアム  

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 <NPB(日本野球機構)のプロ野球球団誘致>

 富山では、プロ野球独立リーグの「富山サンダーバーズ」がある。このチームを大きく成長させて、NPB(日本野球機構)の本格的なプロ野球チームに成長を目指したい。
この実現には、大きなハードルがあるが、まったく実現が不可能ということはない。実現させるには、ふたつのケースが想定される。ひとつ目は、現在のNPB(日本野球機構)加盟チームを誘致する。ふたつ目は、NPB加盟チーム数を増やすこと。現在の12チームから16チームに増やそうという機運もある。
 富山県でNPBチームを実現させるには、富山県単独では厳しいのは確かだが、ホームタウンの立地条件で可能性が出てくると考える。その場所が、富山市と金沢市の中間地点に建設された『ボールパーク高岡』だ。富山市と金沢市の距離は直線で約52キロ、富山駅と金沢駅の在来線は約59キロほど。この2都市の人口に、在来線沿いの射水市・高岡市・小矢部市・津幡町の人口を加えると、115万人になる。この人口規模であれば、十分にNPBチームのフランチャイズとなれる。『ボールパーク高岡』は、あいの風とやま鉄道の直ぐ側にあるという好立地な場所に建設されており、球場の横に新駅を設置できれば、金沢駅ーボールパーク高岡新駅間が34キロほど、富山駅ーボールパーク高岡新駅間が25キロほどで結ばれる。北海道日本ハムファイターズの新球場『 HOKKAIDO BALLPARK』がつくられた北広島市の新駅と札幌駅間は22キロほど。埼玉西武ライオンズの『ベルーナドーム』に隣接した西武球場駅と新宿駅間は、36キロほど。これらの球場と比較しても、『ボールパーク高岡』の可能性がわかるだろう。あいの風とやま鉄道やIRいしかわ鉄道は、駅数がきわめて少ないことから、金沢駅からだと約28分、富山駅からだと約20分で球場にやってくることができる。しかも、『ボールパーク高岡』のすぐ傍には能越自動車道がある。能登や砺波からのアクセスも良く、富山県と石川県を足した人口210万人エリアの中心に位置するのが『ボールパーク高岡』の魅力だろう。
 近年では、北海道日本ハムファイターズや東北楽天イーグルスなど、都市名ではなく地域名のプロ野球球団が誕生している。そこで考えたいのが、北陸を冠とするチームの実現。例えば、現在のプロ野球独立リーグチーム『富山サンダーバーズ』と同じく石川県のチーム『石川ミリオンスターズ』を合併して、『北陸〇〇(企業名)サンダーバーズ』を創設する。あるいは、NPBのヤクルトスワローズを誘致して、『北陸ヤクルトスワローズ』の実現を目指すなど考えたいものだ。県庁所在地ではない高岡市だからこそ、実現可能ではないだろうか。

 NPBチームの実現には、現状の『ボールパーク高岡』(総工費49億円)では規模が小さい為、大規模な改修が必要となる。『ボールパーク高岡』は、ボールパークと名乗っているものの、まったくボールパークとは言えない状況がある。米国的な『ボールパーク』は、スタジアムに隣接して、大型ショッピングセンター・遊園地・ホテル・マンションなどが併設され、野球の試合が開催されない日でも、多くのお客さんで賑わう場所となっている。また、スタジアム自体も、観客と選手の距離が近い臨場感ある観戦を実現している。

 改修の参考にしたいのは、2009年に完成した大リーグの「ヤンキースタジアム」。試合観戦を最大限楽しめる為の工夫が施されている。試合中継を見ていても、どのカメラアングルからも観客が映ってくるようになっている。それだけ、内外野ともフェンスが低く、観客スタンドがフィールドに近くなっているからだ。近年、日本でもプロ野球チームのホームスタジアムでは、大リーグスタジアムを参考にしたスタジアムの改造や新築が目立ってきている。楽天イーグルズの「県営宮城球場(コボスタ〜1次改修費32億円、2次改修費30億円)」、広島東洋カーブの「新広島市民球場(マツダズームズームスタジアム〜本体建設費90億円)」、西武ライオンズの「西武ドーム球場(ドーム化改修費100億円)」などは、試合を観て楽しい球場と言えるだろう。
 更に、いま注目されている北海道日本ハムファイターズの新球場『 HOKKAIDO BALLPARK』は、コンセプトが、国際競争力を有するライブ・エンターテイメントとしての『世界がまだ見ぬボールパーク』。開閉式屋根と天然芝フィールドを備えた、約3万5千人収容の新スタジアムは、JR線の駅に直結する。建設費は600億円といわれ、温泉スパやバーベキューをしながら試合を観戦できるほか、ショッピングやオープンカフェなど日頃から楽しめるボールパークとなる。しかも、この球場の素晴らしい点は、球場のデザイン設計を米国テキサスの企業「HKS」が行った事。レンジャーズやホワイトホックスなどの大リーグ球場を多数手掛けており、新球場はアジア最高のボールパークとなるだろう。

 現在、富山県内でプロ野球が開催できるスタジアムは、アルペンスタジアムしかない。3万人収容するアルペンスタジアムの建設費は57億円ほど。一方、『ボールパーク高岡』も総工費49億円を掛けたが、1万人収容に留まっている。また『ボールパーク高岡』の内野は黒土仕様。これは、高校の野球球児に夢をいうことで甲子園仕様にしたということだが、時代はプロ野球選手や大リーグ選手を夢みる時代だろう。更に、富山県内では高校野球の為にということで、既にたくさんの甲子園球場的な野球場が造られてきた。砺波市民球場、黒部宮野野球場、魚津桃山野球場がそうであるように、富山県営野球場や高岡市城光寺球場を含めると、5球場が甲子園仕様となっている。甲子園球場的な野球場がこれだけあるのに、新たに増やす必要性があったのかと疑問に感じる。新潟県立野球場「HARD OFF ECOスタジアム」(建設費84億円、3万人収容・将来のドーム設置も可能)は、NPBの球団誘致を想定したスタジアムとなっており、将来的にはドーム球場とすることも可能だという。

 そこで、『ボールパーク高岡』の改修では、本格的な大リーグ仕様への転換を期待したい。観客スタンドは、現状1万人(内野6千人/外野4千人)収容ではあるが、観客スタンドを増設して3万人〜3万5千収容規模に拡張したい。内野も黒土から天然芝に変更して、見ても美しく、プレーしても足に負担がかからない仕様にする。また、できれば開閉屋根(大屋根可動方式または勾配移動方式)の設置も期待したい。難しければ密閉型ドーム球場化ないし、最低でも内野スタンド・外野スタンドには屋根の設置をしたい。これらの改修規模は、25億円〜50億円を想定。『ボールパーク高岡』の運営も、誘致する球団に運営を委ねる『上下分離方式』、もしくは『民設民営(PFI)方式』を採用する。例えば、『 HOKKAIDO BALLPARK』は、球団の日本ハムファイターズが自社で建設したが、東京ドームでは球団が東京読売巨人軍、ドーム自体の運営は三井不動産が中心に行なっている。『ボールパーク高岡』でも、同様に大手資本による運営や球団が自ら運営することを目指したい。実現すれば、自治体の負担は少なく済むからだ。スタジアムに隣接して、ショッピングモールや遊園地などの併設も図り、本当の意味でのボールパークを目指したいものだ。

 観客の足をどう確保するかも重要な課題だ。そういった点でも、立地の良さを最大限に活かしたい。まずは、球場のすぐ傍を走る『あいの風とやま鉄道』に、球場と一体構造の新駅を設けて、駅と球場を0分で結ぶ必要がある。鉄道による観客輸送では、金沢方面と高岡・富山方面それぞれ8千人から最大1万人の輸送を想定したい。この実現には、臨時列車の輸送体制が必要となる。金沢方面への対応として、西高岡駅には新規の引き込み線(待避線)を整備して列車の1編成分、高岡駅では既存の操車線を再整備して3編成分を確保したい。また、高岡・富山方面への対応として、福岡駅・石動駅それぞれにある既存の引き込み線を再整備して2編成分ずつ確保できれば、6両編成の場合、1万6千人から最大2万人の輸送力となる。
 また、球場のすぐ傍を通る能越道に、高速バス乗り場を新設したい。こちらも、球場から徒歩2〜3分の近さであり、より広域からの誘客が可能となる。能登方面・砺波方面と新幹線を利用して広域から訪れる観客を想定した新高岡駅からのバス輸送として、上り75台下り50台程度、合わせて125台の乗り入れを確保したい。これにより、6千人から最大7千人の観客輸送が可能となる。課題はバス待避場の確保で、高岡インター近くにある『道の駅高岡』や『福岡PA』の拡張が必要と考える。
 自家用車で訪れる観客には、球場から極めて近い能越道の福岡PAをスマート IC化とし、球場との間にアクセス道路を新設して対応したい。球場に隣接して誘致するショッピングモールの駐車場として、2千5百台分の確保を想定。また、球場近くの能越道は一部連続立体高架化されており、この高架下を臨時駐車場とすれば、更に1千5百台分を確保できる。あわせれば4千台の駐車場となり、自家用車での観客は8千人から最大1万人を確保できる。
 これらの輸送手段により、新球場での観客は、3万から最大3万7千人の許容能力となり、球場を満席にすることも可能だと考える。
 
 プロ野球の球団運営には、年間で最低でも40億円は掛かると言われている。企業の広告塔的な役割があるとはいえ、ある程度の観客動員による収入が必要だろう。週末や休日の観客動員として2万5千人、平日ナイターで1万5千人を目標とすれば、年間120万人の観客動員が実現できる。
 
【 試合観戦を楽しめるベースボールスタジアムとは〜その特徴まとめ 】

 1、バックネット裏やベンチ側の内野席は、ピッチャーと同じ目線で見れるようできるだけ
   最前列席は低く下げる
 2、外野ファールゾーンの観客スタンドはフィールド近くまで迫るようなフィールドシートを確保
 3、ベンチ横の内野席に、砂被りスタンドを設ける
 4、観客スタンドは、見やすいよう競り上がりを急にする
 5、内野席は、十分な幅を確保して独立した独り掛けシートとして座席の方向をマウンドへ向ける
 6、内野席には、背もたれ・肘掛け・ボトルフォルダーを付ける
 7、観客席(内野席は必須)には、屋根を設置する
 8、外野・内野のフィールドは、天然芝とする
 9、ブルペンは、内野観客スタンド地下または3塁側(相手方ベンチ側)の外野スタンド側に設置
 10、本塁からバックスクリーンへ向かう方角を、東北東にする
 11、両翼100メートルとセンター125メートルの確保
 12、1塁側(ホームベンチ側)に観客席を増やし、左右非対称型観客スタンドとする
 13、ナイター設備は塔体方式ではなくて帯型方式を採用して、照度は内野3000ルクス・
    外野1500ルクス
 14、スコアボードの充実(電光掲示・選手表示・大型ビジョン)
 15、100年使えるスタジアムデザインとする
 16、収容人数は、3万〜4万人規模を確保
 17、露天掘りのスタジアムとし、将来のドーム化も可能にしておく
 18、鉄道駅やショッピングセンターなどを併設したボールパーク化。
 

<参考サイト>

○HOKKAIDO BALLPARK
○北海道ボールパーク(YouTube)
○HKS(スタジアム設計事務所)

 

↓開閉屋根を備えた福岡PayPayドーム

↑野球観戦が楽しいパドレスのホームスタジアム
↓大リーグのシティフィールド
大リーグのスタジアムはフィールドに近い
 
<富山の女子プロスポーツ育成を!>
 
 富山では、これでプロスポーツチームが、バスケットボール・野球・サッカーと3チームに充実してきた。しかし、いずれも男子スポーツとなっている。これからは、女子スポーツの充実を必要だ。特に、女子Vリーグ所属している「黒部アクアフェアリーズ」を大きく育てる必要があるだろう。特に重要な点は、ホームが県都富山市ではなくて黒部市に置いている事だ。また、女子チームとしては、日本ハンドボールリーグ(JHL)に加入した、『プレステージ・インターナショナル アランマーレ』の存在も大切だ。こちらも、ホームは射水市で、富山市ではない。これら、「地域球団」として頑張っているチームの存在は、小さな都市でもプロチームが成り立つ可能性を示している。これまでの「なんでもかんでも、富山市でないと無理だ」という富山県独特の固定概念を打ち破れる事を期待したい。また課題なのは、女子サッカーチームが、現状無いことだ。早期に、カターレの女子チーム誕生を期待したい。女性が、富山県でも活躍できる。そんな環境や雰囲気づくりは、富山県の超保守的なイメージ脱却に繋げられるだけに、とても重要な課題だろう。

<プロチームの運営強化>

 保守的だった富山県で、プロスポーツチームが増えていることは、大きな変革となる。新たに男子プロハンドボールリーグの参入を目指して、氷見市には『富山ドリームズ』も誕生した。一方で、プロチームの運営には、多額の財源が必要となっている。県内のチームはいずれも財政的に厳しい状況が続いている。県民チームとして育てる為には、もっと横の連携が必要と考える。新潟アルビレックスのように、県内のプロチームの名称を統一して、チームカラーも同じにする事で、県民意識を一体化させた好例も参考にすべきだろう。富山県のプロチームがひとつの名称、そしてひとつの組織に集積化させ、新しい形の県民プロチームとして、運営の完全一体化も有効な手段ではないだろうか。現状の各チームは、資本形態が異なることから難しい面もあるが、是非検討してもらいたいものだ。
 また、サポーター・ブースターの会員を増やす工夫も欲しいものだ。その為に県がメインとなって、県内のプロチーム共同の会員カード(クレジット機能・県内交通機関共通IC機能付き)を設けることで、年会費の安定的な確保を図ることも重要だと考える。
 富山のスポーツをいかにして盛り上げて行くかという点も重要である。そのためには、富山県民がもっとこれらのスポーツを目にする機会が増えてこないといけないだろう。