富山県は災害が少ないといわれているが、地球上で絶対安全なところはない。
富山県は海や山に囲まれており、水害や崖崩れの災害も想定できるうえ、かつては大地震もあった。また、北アルプスも噴火した形跡がある。いつ何が起こってもおかしくないのだ。これら災害に備えて、専門の機関を設置する必要性がある。
設置するのは、危機管理局と危機管理災害研究所。
危機管理局は、県内に災害が発生した際には、この局を中心に警察・消防・自衛隊・各公共機関を統括し、あらゆる対処を実行できるようするもの。アメリカでは実際に導入されており、危機管理局=FEMAとよばれている。東京都でも、導入が検討されているが、富山県でも全国に先駆けて設置を目指す必要がある。
危機管理局は、住民に多大な被害が起きそうな時に、すべての公共機関が指揮できる権限があり、敏速な対応が行えるようになっている。また、災害復旧に関しても、予算の特別枠も持っており事後承諾で積極的に災害復旧を進めることができるようにする。
危機管理災害研究所は、災害対処の方法・地質学の研究・危機管理のあり方等を研究する機関として、単独あるいは県立大学内に設置を検討してもらいたい。
これら富山県の危機管理局を、『サンダーバートチーム』という愛称とマスコットキャラクターをつけて、県民への浸透と愛着を持てるような取り組みを行う必要であろう。