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<検討したい項目>
・欧州型トランジットモールの導入と駅前地下街の拡張
・天の小路を中心に、七夕祭り会館を御旅屋地区に整備
・道の駅メルヘン小矢部と稲葉山の間に、観光ロープウェイを整備
・イオンモールの拡張 (百貨店・ハンズの誘致、第3モール整備)

<かつてあった、高岡中心商店街の再開発案>

 中心商店街の衰退が著しい。これは、昭和40年代後半から謙虚となる。だが、その頃はまだ勢いが残っていた。様々な市街地再開発構想が起こる。昭和40年代には、駅前地下街を旧大和百貨店まで末広町通りの約300メートル延長しようという構想があった。その後、地下街構想は巨大ドームアーケード構想となる。末広町通りの県道全体をドーム型アーケードで覆ってしまおうというもの。県道幅は17メートル、高さ8.85メートル。雪雨に強い商店街を目指した。この構想は何度も計画され、平成2年には具体化まで進む。旧文苑堂から旧大和側30メートルで、部分的に整備しようというもの。ステンレスの立体トラス大屋根式で、採光性のあるポリマーネート合成樹脂を利用し、夜間は水銀灯ダウンライト77個で照明する。事業費は1億円。平成3年完成を目指すも、事業化までには至らなかった。また、国鉄貨物ヤード跡地(現高岡駅前駐車場)や旧ミズの街跡地では、駅前地下街と直結する大型再開発ビル計画もあった。売場2万平米以上の百貨店誘致を目指し、大手百貨店そごうと交渉するも実現に至らず、市営駐車場と公共ビルに落ち着いた。このほかにも、金沢スカイビル方式として整備された、ファッションテナントエリアとホテルニューオータニからなる新横町再開発ビル。だが、その規模はとても小さく、ファッションテナントエリアは、売場面積がわずか4千平米程度。結局は、市街地の賑わいは戻らず、ファンションテナントエリアは閉鎖された。いずれも、事業構想が進まなかったり事業規模が中途半端という、富山県に多くみられる状況が市街地衰退を進めた結果となる。このような、過去の反省を踏まえて、これからの市街地再整備を考えないといけないだろう。


<中心商店街を『北陸の巣鴨化』で再生>

 少子高齢化が進んだ事で、高岡市を中心とした県西部では、若者は都会へ、ファミリーは金沢やイオンなどに流れている。この流れを呼び戻す事は、今となっては諦める必要がある。一方で、おばあちゃんが求めているおしゃれなファッションが、北陸ではなかなか手に入らないという事を起こっている。そこで、高岡の中心商店街では、ターゲットを高齢者に絞る事で、金沢や富山市との差別化を図る必要がある。高齢者の街として有名なのは、おばあちゃんの原宿とも言われる巣鴨。高岡の中心商店街は、『北陸の巣鴨』と位置付けた街づくりに特化する事で生き残るべきだろう。

 その実現の為に、閉店した旧大和高岡店を、シニア百貨店に衣替えしたい。新たに百貨店を誘致するのは現実ではないので、地元資本と商店主による「オラが街の百貨店」を目指したい。店名も『高岡しみん百貨店』や『タカマチ百貨店』とする事で、地元の誇りある百貨店としたいものだ。(現)北陸銀行高岡支店から高岡しみん百貨店にかけては、都心回帰の拠点を造りたい。もともと、(現)北陸銀行高岡支店は、かつて高岡市役所があった場所でもある。ここに、再び市役所を移転するのも、面白いと考える。特に、かつての市役所デザインを踏襲して、歴史文化都市にふさわしい市役所を実現させたい。また、隣接した宮脇町には、老朽化した高岡市民会館を移転させることで、御旅屋セリオの活性化にも繋げたい。御旅屋通りは、マンションの立地を進める事で、低層階のアーケードと店舗の維持を図る事も検討する必要がある。この一角には、『七夕まつり会館』を併設する事で、高岡大仏と一体的に観光的魅力を高める事も狙いたいものだ。また、御旅屋通りは、名称を巣鴨の巣鴨地蔵通り的に『御旅屋大仏通り』に改名して、シニア層に特化したテナント誘致を目指したい。おばあちゃんの街として、高岡の中心地を再生させる。旧大和の1・2階部分は、御旅屋大仏通りと一体化するように"路面店舗化"とする事で、街の垣根を無くしていく。

↓巣鴨地蔵通り
↑木曽路の馬籠宿

 また、商店街の活気を失っている「御旅屋通り」と「大福院通り」を、今一度、アーケード街として再生させたい。何故なら、これからの高齢化時代を見据えた際に、雨や風を気にせず、また階段などの障害物を気にしないで気軽に買い物が出来る街は、昔ながらのアーケード商店街が最適だからである。特に、駐車場からアーケードが直結していないと効果がない。
 そこで検討したいのが、大和の大福院通り側には、富山グランドプラザのような「ガレリア(大屋根広場)」を設け、現在は撤去された大福院通りのアーケードも再設置し、隣接する高岡市営駐車場や片原町までをアーケードで結びたい。これによって、高齢者からの要望が多い、雨に濡れずに駐車場から大和へ行けるよう対応させる。

 駅前周辺には、地元企業の本社ビル誘致を図りたい。富山銀行の本社ビルの他に、北陸コカコーラ・三協立山アルミ・イセ食品・ショウワノート・トナミ運輸・高岡ガス・チューリップテレビなどの本社誘致を図り、駅前地下街と直結する事で、回遊性も高めさせたい。
 駅前地下街は、高岡駅の新ステーションビルの地上2階から地下街が見えるような吹き抜けを新たに設けて駅構造の立体化を図る。地下街側にガラス張りの「ガレリア(大屋根広場)」を設けて、イベントの常時開催を目指す。また、市営高岡中央駐車場から気軽に地下街へ行けるように改良を図り、1階の駐車場出口から地下街へ行けるオープンなエスカレータを新設する事も検討したい。更に、地下街を中心に周りを取巻くように、オフィスビル・ビジネスホテル・高等教育機関(大学のサテライトキャンパスや専門学校)を貼付けて、ビルの回廊(コリドー)化とし、御旅屋地区とは違う活性化を狙う。これによって、昼間人口を増やすとともに、企業の頭脳が集積する事で企業間の交流を促し、各企業の活性化をも目指したい。更に、企業で働くビジネスマンを中心にする事で、公共交通機関の利用促進に繋げ、地下街のファッション系や雑貨系の商業店舗を確保や、歓楽街化を促す効果も期待したい。

↑小樽の新名所 「出抜小路」多くの飲食店が入居
 近くには小樽寿司ストリートもある。


<新幹線駅周辺開発>

 イオンモール高岡は、増床で第2モールがオープンして、新高岡駅近くまで広がった。今後、新幹線を利用した超広域商業都市に発展できる可能性がでてきた。その為には、このイオンモール高岡と新高岡駅を、完全に一体化させたい。新高岡駅南口の東側にある高岡市が所有する駅前広場と、この公園と道路を挟んで立地している平面の市営駐車場を活用した新たな商業施設として、第3イオンモール、もしくは、JR西日本不動産による新商業モール施設を期待したい。
 超広域商圏都市となる為には、全国のイオンモールにはない魅力的なテナント誘致が不可欠と考える。そこで、高岡市にゆかりの深いファンション系の『丸井百貨店』の誘致を期待したいものだ。丸井は、北信越や北関東には店舗がない事から、広域からの誘客が期待できる。また大和の撤退により、高岡市から無くなったデパ地下の復活も必要だろう。その候補として考えたいのは、『タカシマヤフーズメゾン』や『クィーンズ伊勢丹』の誘致だ。実現すれば、こちらも北信越初の店舗となる。また家電量販店として、北陸初となる『ヨドバシカメラ』または『BICカメラ』が誘致できれば、新高岡駅は極めて魅力的な新幹線駅となるだろう。宿泊施設として、JR西日本系のホテルを併設できれば、これまで味気なかった新高岡駅が劇的に変身する事となる。
 この他にも、高岡スポーツコアとイオンモールの間にあるエリアには、アミューズメント施設として、富山県に未進出の『ROUND1』、北信越エリア初となる北欧家具の『IKEA(イケア)』の誘致も期待したいものだ。また、既存のイオンモールには、かつての高岡市街地にあった『大衆
市場』を再現したり、ライブハウスにハウス系ウエディングなどを設ける事で、エンターテイメント性の高い街を目指したい。建物も欧州型のガレリアやドーム屋根を取り入れて、これまでの郊外型イオンモールから駅前型イオンモールに転換を図る事ができれば、イオンモールのフラッグシップ店となる事も可能だろう。
 万葉線(アイトラム)をイオンモールまで延長し、パーク&ライドシステムとしての機能を持たせれば、南部地区から中心商店街や山町筋などの観光地までを、新しい都心軸として一体化する事も期待できるようになる。


 商業開発が活発化してきたこの地区。金沢・富山にあるようなブランドや内容では、短期的に成功しても、長期的な顧客獲得には結びつかないであろう。大都市圏のように、宿泊してでも買い物をしたくなるような、エンターテイメント性のある街づくりが重要であろう。
 例えば、新高岡駅の駅前に、ランドマークとなる巨大な『ドラえもん像』の実現が考えられる。近年、巨大なアニメキャラの像が人気を集めている。高岡ゆかりの巨大『ドラえもん像』ができれば、新高岡駅で降りてみたいとなるだろう。また、新幹線の新高岡駅到着案内放送のBGMや、新高岡駅の発着メロディーでも、ドラえもんのテーマ曲が使えるならば、イメージアップと誘客に繋げる事ができる。

 また、イオンモールに隣接して、大手アウトレットモールの誘致というのも選択肢のひとつと考える。イメージは、軽井沢駅前の西武鉄道系アウトレットモール『プリンセスショッピングプラザ』。2大アウトレットモールのひとつ、三菱系『プレミアムアウトレット』や、森ビル系の『ラフォーレアウトレットモール』の誘致だ。テナント数が30〜40店舗の小型アウトレットモールでも、広域誘客の効果は絶大だと考える。
 この他にも、企業移転型のオフィスビル (森ビル・三菱地所など)や、移住型のマンション、リゾート型ホテル (ラフォーレリゾート・星野リゾートなど) の誘致にも取り組みたいもの。特に、森ビルでは、虎ノ門ヒルズで藤子プロのドラえもんをモチーフとしたオリジナルキャラ『トラのもん』を展開している。森ビル系初のラフォーレアウトレットモールを、新高岡駅前に誘致できれば、藤子プロのオリジナルキャラ実現も期待したい。
 全国的に都心回避ブームが起こっているが、マンションなどの都心立地には、今後高さ制限などの規制が掛かってくる。高岡市では、都心に観光資源もあることから、駅南にマンション立地を誘導したいものだ。特に、イオンモールがあるメリットを活かし、新幹線駅南側エリアに、戦略的な 「都心型マンション団地」 を造成することも考えられるだろう。
 約10〜15区画の 「アーバンマンションエリア」 とし、主に大都市圏からの移住促進を目指す。このエリアは、立山連峰が見渡せ眺望が良く、また周辺には観光資源や住居エリアも少ないことから、高層マンション立地が可能である。イオンモールといったショッピング・済生会病院・スポーツコア・テクノドームなどの公共施設も充実、さらに新幹線・城端線駅も出来るなど、移住促進型マンションとして成功する可能性が高い。
 「移住促進型アーバンマンションエリア」 の造成は市が行い、中央資本による立地を目指す。エリア全体には、統一的なデザイン景観を義務付けし、低層部には商業施設併設を求めて行く。立山眺望を考慮して、低さ制限と高さ制限を併用させる。

<参考サイト>
○イオンモール高岡
   イオンモール
   イオンモール岡山
   イオンレイクタウン

○ジェイアールタカシマヤ名古屋
   タカシマヤフードメゾン岡山
○クィーンズ伊勢丹

○OIOI丸井
○東急ハンズ

○ラウンドワン

○IKEA(イケア)

○三井アウトレットパーク
○プレミアムアウトレット
○軽井沢プリンスショッピングプラザ
○井上百貨店(松本)アイシティ21

↑ 世界遺産イタリアピサのドゥオーモ広場


<三井アウトレットパークを軸にした『道の駅メルヘン小矢部』周辺の観光化>

 三井アウトレットパークの誕生により、小矢部市の『道の駅メルヘン小矢部』周辺の広域商圏力が高まっている。特に、高速道路を利用した県外からの誘客が期待でき、周辺には多くの新規商業店舗が開業し始めている。このチャンスを活かす為に、更なる仕掛けが必要だと考える。その中心となるのは観光都市化だ。

 まずは、『道の駅メルヘン小矢部』の拡張を図りたい。観光バスをターゲットとしたレストランの増設とロードサイド系のビジネスホテルや温泉施設の併設を目指す必要がある。次に期待したいのは、『道の駅メルヘン小矢部』から1.5キロ離れた稲葉山牧場まで、『観光ロープウェイ(またはゴンドラリフト)』を設ける事だ。滞在型観光地とする為には、乗ってみたいロープウェイが実現できれば、小矢部の知名度も上がるだろう。また、ロープウェーのルートに沿って、ビオトーブの整備やハイキングコースを設ける事ができれば、自然と健康の一大拠点とする事も可能となる。三井アウトレットパークに遊びに来た方々を、2次観光資源に誘客するいうイメージを確立したい。将来的には、稲葉山に観光ホテルや展望レストランなどを設ける事で、観光ロープウェイを目玉に通年型観光都市を目指してもらいたいものだ。三井アウトレットパークや道の駅メルヘン小矢部が充実すれば、周辺に店舗や住宅が増え、稲葉山からの夜景は美しくなると思われる。そういった複合効果も目指したい。稲葉山山頂付近には、風力発電が3基ある。この風力発電をライトアップする事で、ランドマーク的な効果も期待できるだろう。

 小矢部市の商圏力を高める為には、三井アウトレットパークと相乗効果が期待できる、もうひとつの大型商業施設が必要だとも考える。『IKEA(イケア)』や『カインズホーム』などの誘致が実現すれば、間違いなくマーケットゾーンのツートップとして、小矢部市の地位が確立する。あとは、家電・書籍の大型量販店や雑貨店も必要であろう。芹川付近には、あいの風とやま鉄道の新駅も誘致させ、石動駅ー道の駅ーアウトレットモールー新駅ー石動駅を循環する『コミュニティバス』が実現できれば、更に魅力的なエリアにあると考える。